ツシマデミタモノ ―前編―

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寒い寒い日が続きますが、雪が積もらないだけに非常に過ごしやすい冬だなと感じています。

雪かき作業は本当に大変ですからね…。

初雪(積もり)こそ、少しテンションが高くなって楽しみながら作業できますが、

キレイになった道路に再度しんしんと積もっていく雪にはため息しか出ません。

どうも、こんにちは。

「雪=楽しい」というコドモゴコロを失った名里です。

 

さて、「もう年末かよ!1年なんてアッという間だな!」と言っていた時期から、

おおよそ50日が経過しました。1年の約7分の1です。

2019年もアッという間に過ぎていきそうです。

アッという間に過ぎる前に、記事を書かせて頂こうかなと思います。

内容は、海岸沿い漂着する海ゴミについて。

 

高浜町在住の方ならよくよくご存知。

高浜町の海を知らなくても、冬の日本海のイメージはあると思います。そう、あの荒れた海です。

あの「バッシャーン」という波にのって、たくさんの漂流ゴミがビーチに漂着します。

高浜町は東西にながーくビーチが広がっているので、そのながーくて、ひろーいビーチにたくさんの海ゴミが漂着します。

海を漂流してくるわけですから、海外から漂着するゴミも珍しくありません。

 

 

 

 

だからこそ、高浜町にはビーチクリーン(ビーチのゴミ清掃)という活動が文化として根付いています。とはいえ、ゴミ清掃そのものを心待ちにしている方はいないですよね?

もし可能であれば、海ゴミは漂着しない方がいいに決まっています。

漂着する海ゴミを「0」にするのは限りなく不可能に近いと思いますが、少しでも漂着する海ゴミを減らそうと活動している地域があるという情報をキャッチ。

高浜町に活かせることがあるはずだ!と早速、活動を見に行ってきました。

 

 

 

 

場所は…長崎県対馬市。あまりご縁のない場所だったので認識できていなかったのですが、対馬は南北「約82km(東西約18km)」にもわたる、非常に細長く広がっている島です。

天橋立がある京都府宮津市と福井県敦賀市を直線で結ぶと約80kmですので、(高浜町近辺在住の方であれば)対馬市の長さをよくよくご理解いただけるかなと思います。

 

では、なぜこの対馬で漂着ゴミを少しでも減らそう!という活動が活発に行われているのか。

少し対馬近辺の地図を見てもらいましょう。

 

 

(出典:Yahoo!地図)

 

 

海流は、暖流と寒流に区分されていますが、日本海に流れてくる暖流は対馬海流といって、この対馬がある「対馬海峡」を通って日本海に流れ込んできます。

この海流によって、海ゴミが日本海に運ばれてきているわけですが、地図でご覧の通り、この対馬海流が通る対馬海峡にはドーンと「対馬」が広がっています。港の外側に広がっている防波堤をイメージしてください。

外海からの大きな波をキャッチしてくれる防波堤のように、対馬が海流に流されている多くの海ゴミをキャッチしてしまっているのです。

 

この対馬にどれだけの海ゴミが漂着しているのか。先に写真をお見せしたいと思います。

 

 

 

 

これは、海ゴミの集積場ではありません。自然に流れ着いた海ゴミです。

写真では伝えられませんが、この漂着した海ゴミは何層にも重なっているため、岩場を歩いているのですがフカフカのクッションの上を歩いているようでした。

 

これが対馬に漂着する海ゴミの現状です。

当然、海ゴミが漂着する場所は写真の1箇所ではありません。

南北約82kmに広がる対馬です。写真のように海ゴミが漂着する地点が何百箇所も点在するのです。

入り組んだ地形、足元の悪い岩場。漂着してしまった海ゴミは人力で回収していくしかないので、相当な労力が必要となります。

あれだけ南北に広い島なんだから、たくさんの人が住んでいるんでしょ?

だから、ゴミ回収に協力してくれる人もたくさんいるんでしょ?

そう想像している方もいるかもしれませんが、その想像には大きな誤解があります。

対馬市の人口は「約30,000人」です。あれだけの広い島に、あれだけのゴミが漂着してしまう島に、人口はたったの30,000人です。

とてもではありませんが、人力で漂着してしまったゴミをすべて回収していくには不可能です。

 

では、次々と漂着してくる海ゴミに対して、なす術がないのか。

決してそうではありません。

「子ども達が安全に遊べる海岸をつくる」ということを目標に、対馬市と連携団体が海ゴミに対して真っ向勝負を挑んでいるのです。

 

対馬の活動を知ってもらうには、対馬の現状を知ってもらわないといけませんので、ここまで長い説明になってしまいました。

後編にて、対馬市の活動。そして、海ゴミに対して陣頭指揮をとって活動されている「対馬CAPPA(かっぱ)」について。

そして、高浜町にどのように活かせるのか。ということについて書いていきたいと思います。

 

 

 


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