あなたは、この町で、どんな人生をデザインしますか? 8月2日、ライフスタイルデザイン会議開催。
今年から、高浜町では定期的に「ライフスタイルデザイン会議」が開催されています。3月に第1回目、5月に第2回目、そして8月2日に第3回が開催されます。未来の衣住食、ウェルビーイング、SDGsなどについて、たくさんの人たちが一緒に考えて、高浜を盛りあげる。そんな「町づくり」を題材に、参加者がアイデアを共有し、アクションに繋げていこうという取り組みです。
Photo by BLUE LABEL
今回は、実際にライフスタイルデザイン会議に参加したピン!ト編集部の思ったことや感じたことをお伝えしていきたいと思います。
疑問や課題のヒントが見つかるかも?
第1回ライフスタイルデザイン会議(3月)
このライフスタイルデザイン会議には、高浜町民だけじゃなく、高浜でワーケーションをしている人やオンラインで参加している町外の人など、町の関係人口といわれる人たちも多く集まっています。さらには、石川淳哉さん、島田由香さんといったSDGsやウェルビーイングに詳しく、様々な地域の課題にとりくんでいる方々がゲスト講師として会議をとりまとめてくださいます。
▼石川淳哉さん(Jyunya Ishikawa)
▼島田由香さん(Yuka Shimada)
そんな仕事や交友関係、価値観や考え方、住む場所や生きてきた場所、全部がバラバラの人たちがたくさん集まるライフスタイルデザイン会議なら、私たちピン!ト編集部が抱えている移住定住に関する疑問や課題のヒントが見つかるかもしれない。
私たちがライフスタイルデザイン会議に参加したのは、そんな小さな期待からでした。
会議への参加を決めたものの、きっと敷居の高そうなガチガチの勉強会なんだろうなとかなり緊張していた私たちでしたが、いざ会場に着いてみると少し印象が変わりました。参加者の方の差し入れだという手作りのお菓子やお茶が用意されていて、皆さんも気楽に談笑されています。
そんな和やかな雰囲気の中、町の良さや自慢、課題などをみんなで共有しました。
つながるって面白い!を実感。
第2回ライフスタイルデザイン会議(5月)
そして5月に行われた第2回会議では、前回あがった課題やキーワードを深掘りするため、グループに分かれて話し合いました。
私たちは3番の「どんな人に移住してほしいか」を選択。この会議に参加を決めた理由に完全合致するテーマだったので、迷うことなく決めました。
自己紹介を終え、話し合いスタート。ここで今まで考えたこともなかった、まさに目からウロコな意見を聞きます。それは、町のなかで、移住を体験するというもの。4つの地区にわかれている高浜内の各地区同士で移住しあうというアイデアでした。
高浜は小さな町ですが、和田地区、高浜地区、青郷地区、内浦地区と4つの地区にわかれています。地域活動や習慣、祭なども、それぞれの地域で特色があります。同じ町民ではありますが、軽いカルチャーショックを受けるほどの「違い」があるのです。それをネガティブに捉えていた私たち。しかし他の参加者は、
「4つの地区があることをポジティブに考えて、1つの町でいろんな景観や文化を楽しめるのを強みにしたら?それを町民さんみんなが自信を持って発信できたらいいよね!」
と、言いました。こんな意見が聞けたのは、立場も住む場所も身につけているスキルも、多彩な人たちが集まったからこそですよね。「つながり」が生んだ、とても貴重なアイデアでした。
新しい気づき、多彩な人脈がつながるコミュニティ。
私たちがライフスタイルデザイン会議に参加して感じたことは、ここは新しい気づきをくれるひとつのコミュニティだということ。いつも交流している友達や仲間とのコミュニティとは違う、町内外を超えた様々な人たちが集まるこの場でしか得られない時間が過ごせたと思います。
ライフスタイルデザイン会議は、確かに「町づくり」をみんなで考える会ではありますが、その町づくりとは、結局自分たちが住みたい町にするということなんだと再認識できました。
私たちが町をつくるんだ!と意気込む必要もないし、町をつくるなんて荷が重いと感じる必要もない。ただ、これからどんな町でどう生きていきたいか、そんな『自分の未来を考える=ライフスタイルデザイン』なんだと。結局はそれが最終的に町づくりにつながっていくだけ。
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たとえば子どもたちが遊ぶ場所がたくさんほしい、年を重ねても働く場所がたくさんあればいいなど身近な希望。逆に、暮らしがちょっとでも楽になるようにサポートを充実してほしい、もっとイベントや催しがたくさんあればいいなどの小さな不満。そんなみんなの想いを共有して、一緒に考えていくコミュニティとして、どんどん仲間が増えていけばいいなと感じています。
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▼ライフスタイルデザイン会議の様子はこちらの動画で