「飲食店で1ヶ月限定の出店て本来はありえないことですよね。すごいハンデなんです」
堀田さんが言った。
どういうことか。本来、飲食店は数ヶ月かけて少しずつ基盤をかためていく。1度おとずれた家族や友人がSNSなどの口コミでお店の魅力を伝えてくれる。そして、行ってみようかなという方が増えてくる。
また、メディアに取り上げられているのを見て行ってみようという方も多いだろう。このように少しずつ「行きたいな」「行ってみよう」という人を増やしていくわけだが、新参者のNEW BEACH TIMEにとってはそういった方が増えてきた頃に「営業期間終了」となってしまうのだ。
では、NEW BEACH TIMEにとって何が重要なのか。
それは、夏以外の期間「春、秋、冬」の使い方である。
「海の家って夏だけのものですし、ビーチまで来てもらうといのが大前提じゃないですか?それなら夏以外の時期にこっちから出て行ったらいいんじゃないですか?(笑)ビーチがやってくるってめっちゃ面白いっすよ!」
原田さんが笑いながら言った。
いや、それめっちゃ面白いっすよ、原田さん。
高浜町のビーチ、若狭和田のビーチを代表してNEW BEACH TIMEがどんどん県外にPRに出て行くのだ。PRと言っても、ただ単に出向宣伝に行くだけはでいけない。
では、どのような方法で県外に出て行くのか。
この議論は非常に盛り上がった。
盛り上がりすぎて、ここに書けない話もたくさんあるが、ゆくゆくはキッチンカーなどで移動してNEW BEACH TIMEのメニューも販売したいという話になった。
前田さん、堀田さん、原田さんは全国各地で仕事をしているが、NEW BEACH TIMEと同じようなエンジンをもっている地域もあり、地域同士でつながりたいと考えている熱い地域や団体も多いそうだ。そういったところに、夏以外の「春、秋、冬」にどんどんNEW BEACH TIMEが動いていくというのは非常に面白い。「春、秋、冬」にどんどん県外へ行くことで、冒頭の「1ヶ月間しか営業できないのは、大きなハンデ」という課題が解決されることとなる。
さらに、県外で活躍すると、「逆輸入」ということで高浜町でのNEW BEACH TIMEのブランディングを一気に加速させることができるという効果もあるのだ。
口で言うのは簡単だけど、本当にできるのか?
そんな声も聞こえてきそうだが、実際にNEW BEACH TIMEが県外に動く日が決まった。
2018年3月31日(土)〜4月1日(日)に大阪アメニティパークで開催される「FANTASTIC
MARKET(ファンタスティックマーケット)」にNEW BEACH TIMEが出店する。
ついにNEW BEACH TIMEが、高浜町のビーチが「動く」のだ。
話はまだまだ続く。
次回は、FANTASTIC MARKET(ファンタスティックマーケット)」の準備などにも触れながら、話を続けたい。
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