お母さんに優しい国上位のフィンランドでは、どの自治体にも「ネウボラ」という子育て支援を行う施設があります。妊娠期から就学前までの子どもの健やかな成長・発達支援はもちろん、母親、父親、きょうだい、家族全体の心身の健康サポートも目的としたサービスのこと。
H30年度から、高浜町でもこのネウボラを参考にした新しい子育てサポートが開始されます。その名も「kurumu」です。
パンフレットです。(私がデザイン担当しました。みなさんぜひ見てね 笑)
これからピン!トでも新しい子育てサポートkurumuについて詳しくお伝えしていこうと思っています。
まず今回は、kurumuの拠点となる子育て世代包括支援センターについて。
2018年4月3日、高浜町保健福祉センター内1Fにあるプレイルームに、大きな遊具のような、まるで小さな路地のような空間が完成しました。「子育て世代包括支援センターkurumu」です。(高浜町の子育てサポートをkurumu(総称)とし、その拠点となる子育て世代包括支援センターの名称もkurumu(場所)と呼びます。少しややこしいですが)
光がたっぷり差し込み、木の香りがとてもいい落ち着いた空間です。
以前までのプレイルームでは、広い空間の中で子どもたちは真ん中で遊び、親御さんは壁際で見守りながらおしゃべりするという形でしたが、kurumuでは程よく空間を区切り、親子の対話がうまれやすい形へと変わっています。また、あえて段差を作り、子どもたちの運動能力や体の成長を促す設計になっているそうです。
しかし見渡しが悪い、段差や隙間が危ないと言った意見もあるそうです。私も取材しながら子どもたちを見ていて、ヒヤリとした場面もありました。特にヨチヨチ歩きの子には目を光らせていないといけませんね。でもやっぱり子どもは高い所や隙間が大好き。楽しそうでした。
そしておもちゃも一新。感性や能力を育む、グッド・トイが置かれています。一番気になっているのは板を積み重ねて何でも作れちゃう「KAPLA」。私が遊びたい… 笑
お母さんの声として、もうすこしおもちゃを増やしてほしい、プラスチックのおもちゃも好きだったので置いてほしいとのこと。私も親になったら木のおもちゃで揃えたい~、キャラものは買わない~、なんて思っていましたが、軽くてカラフルなプラスチックのおもちゃもアンパンマンも子どもは大好きなんですよね。
一番人気はやっぱり木のボールプールと滑り台。さらさらとした手触りがほんとに気持ちい。みんな裸足で入ってます。
足湯…?笑
kurumuではその他に、絵本や子育てに役立つ本を揃えたライブラリー、個室の相談室、授乳室、調乳室も完備しています。おむつ替えスペース、親子で使えるトイレ、手洗い場も新設されました。また、専門のスタッフ(保健師・助産師・看護師・栄養士・保育士・家庭相談員・社会福祉士)がチームでサポートしてくれます。子どもとお母さんだけでなく、お父さんや、家族、妊娠・出産を控えた方なども利用できるそうです。
子育て世代包括支援センターkurumuは高浜版ネウボラの第一歩です。新しくなったサポートや、取り組みについては次回お伝えしようと思います。……その前になぜkurumu‐くるむ‐なのか?シンボルマークについてもまた次回に~。