子どもが風邪を引くなら、自分が風邪を引いたほうがいい。
これは、ほとんどのお父さん、お母さんが頷くのではないでしょうか。
子どもが病気になると、もちろん心配で、かわいそうで、少しでも楽にしてやりたいと思うのが親。ですが、実は結構イライラしませんか?なぜなら、子どもが症状を上手に伝えないから。ちょっと痛いも、すごく痛いも、おなじ「痛い」と言う。すぐ病院へ駈け込んだのに、なぜか、もうケロッとしている。いきなりぐったりしたと思ったら、ただ疲れていただけ。ついさっきまで大騒ぎだったのに、いきなり元気がなくなった。ワケがわからない子どもの症状に、親のほうが疲労困憊で寝込んじゃいそうですよね。
餅は餅屋と昔からいいますが、子どもの病気は小児科医に相談するのがベストです。子どもは上手に症状を伝えることができませんが、たくさんの子を診てきた経験のある小児科医なら、きっと最良の答えを導き出してくれますから。さらに『かかりつけ』の小児科医なら、なお安心です。
さて、ここ高浜町。ちょっと田舎の小さな町ですが、小児科医療は充実しているのか。残念なことに、高浜町内には小児科がありません。でも、大丈夫。普通に大人の内科医院や診療所で診てもらえます。軽い風邪くらい経験豊富なお医者さんがササっと診察してくれるので安心なのですが、やっぱり小児科医の「かかりつけ医」は魅力的です。
小児科医院なら、子どもの苦手な抗生剤を避けて薬を出してくれたり、アレルギーの対策を考えてくれたり、子ども目線の総合的な治療を行ってくれます。待合室や診察室におもちゃや子ども向けの本があるのもいい。さらに、忘れがちな予防接種も、先生サポートで時期を逃さずに打てる。子どもを通院させるのに、うってつけなのです。
高浜町在住で「かかりつけ小児科医」を見つけるにはどうしたら良いか。お隣の小浜市と舞鶴市にお世話になるといいでしょう。どちらも車で20分程度の距離です。近所ではないですが、負担になるほど遠いわけでもないので、気軽に行き来できます。医院・クリニック・総合病院と、子どもを診てもらえる環境が整っていますよ。
高浜町では、子どもの医療費はすべて町が負担してくれます。子どもはすぐ熱を出したり、ケガをするので、お金の心配なしに通院できるのは、本当にありがたいことです。高浜町内の病院でなくても、福井県内であれば窓口の支払いもなく、0円で診察OKですよ。
子ども医療費の助成については、こちらで詳しく知ることができます
小浜市か、舞鶴市か、どちらで「かかりつけ医」を見つけるか。小浜市には新しくてきれいなクリニックや経験豊富な小児科医院、総合病院もしっかりありますが、舞鶴市はそれ以上。小浜より大きな市なので、病院の数が多いのはもちろん、アレルギーなども専門的に診てくれるクリニックもあり、いろんなタイプの治療をまかせられます。ですが、舞鶴市は京都府。福井県じゃないのです。県内でなくても、子ども医療費は町が負担してくれ、実質0円で診てもらえるのですが、手続きを自分ですることになります。診察を受けた日に病院の窓口で支払いを済ませ、後日役場で申請して、払った医療費をバックしてもらうという流れになるのです。これは、ちょっと面倒くさい。この手間を苦痛に感じる人は、必然的に小浜の医院を選ぶことになります。逆に、問題なし!という人なら、舞鶴も視野に入れて、かかりつけ医を探せますね。
また、小浜、舞鶴ともに小児科による休日当番医の制度があり、日曜や祝日でも小児科医に診てもらえます。しかも診察時間は午前中だけでなく、夕方までしっかり。ただし、通常の外来ではないので、緊急性を感じるときだけの診察になります。ちょっとした擦り傷、軽い鼻水などのときは、できるだけ月曜の外来まで様子を見ることがマナーですよ。
ちなみに、総合病院は紹介状がないと診察を受け付けてもらえなかったり、初診料に加えて特別料金が必要になったりする場合があるとご存知でしたか?初診は医院やクリニックに、精密な処置が必要と判断された場合のみ総合病院にお世話になるという流れが基本なのだそうです。小浜も舞鶴も、医院・クリニックと総合病院はバッチリ連携されているので、安心して「かかりつけの小児科医院」におまかせするといいですね。
高浜町といえば、海や緑を思い浮かべる人が多いでしょう。住みにくいイメージもあるかもしれません。そりゃ、なんでもある都会に比べたら不便です。正直、最新の生活ができるわけではありません。でも緑がいっぱいあって、充実した医療もすぐ傍にある。心身をすくすく育てる「自然」と健康をサポートする「安心」がどちらも揃っているなんて、子どもたちにとって意外とデラックスな町だと思いませんか??