若狭和田ビーチをデータから見る

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①水質調査のデータが語る、本当に美しい海

若狭和田ビーチは、平成30年度の水浴場(開設前)水質調査結果で、最高評価のAAを取得(図表1)しました。水質の安全性を示す数値の1つである糞便性大腸菌群数が特に優秀で、本来100ml中100以下であれば最高基準となるところ、和田ビーチでは、なんと100ml中0個という検査結果(図表2)が!本当に美しい海であることを、データが証明しています。

 

 

 

②圧倒的な検査の実施回数。きれいが安定しているビーチ

通常、海水浴場など「人間が入る水」としての検査は、水浴場(開設前)水質調査のように、オープン前とオープン後に数回だけ調査されることが多いもの。ですが、和田ビーチでは、2016年から水浴場のオープン期間中に5回以上の調査を実施しています。調査の間隔は最短で1週間、最長でも2週間という頻繁なもので、いま現在の水質を正確に捉えられるように努めています。もちろん、オープン期間中に行っているすべての調査で、糞便性大腸菌群数:0を継続して記録。海水浴場が開いている期間、常にきれいな水質をキープできています。(図表2・3)

 

 

③若狭和田ビーチはなぜ「キレイ」と言われるのか。

平成30年度水浴場(開設前)水質調査結果では、若狭和田ビーチと同等の透明度を誇る海は多数あるという数値が出ています。(図表4)ですが、はじめて和田ビーチを訪れた人の多くは、和田ビーチの透明度に驚くといいます。それは、和田ビーチは遠浅で視認性が高いエリアが広いこと、早くから都市下水が発達したこと、大量の雨水が流入しない地形であることなど、いくつかの恵まれた条件が複合的に作用した結果なのかもしれません。さらに、これはあくまで個人的な推測なのですが、和田ビーチはこれまで定期的なゴミのクリーンキャンペーン、適正な浜辺の保全作業など、様々な美しい海を保つ運動を行ってきました。そんな地道な活動が「人の五感にも認められる高いポテンシャル」を生み出したのではないでしょうか。

 

 

国土交通省河川局河川環境課がまとめた資料内に、水質調査において人の五感で調査することの必要性を説いたものがあります。その項目は、ゴミの量、透明度、水の匂い、浜辺の感触など。もし今後、このような五感調査が導入されたら、和田ビーチは間違いなくトップクラスの評価を受ける。そんな期待が高まります。

 

 

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