海には波があります。浜へ打ち寄せた波が、沖へ戻ろうとする時、とても強い流れを生み出すことがあります。それが離岸流(リップカレント)。海での事故の多くは、この離岸流が原因といわれています。離岸流に巻き込まれてしまったら、まず岸と平行に泳ぎます。焦って、流れに逆らわないように気をつけて。オリンピック選手でも、逆らって泳ぐことは困難とされるほど、強い流れです。離岸流は、せいぜい10~30mほどの幅しかないので、すぐに抜け出せます。流れから抜けだせたら、岸へと泳ぐ方向を変えて戻りましょう。決してパニックにならず、落ち着くことが肝心です。