身体を動かす楽しさを、子どもたちに伝えたい。笑顔にあふれたファーストビーチプロジェクト第2弾。
あたたかい春がやってきましたが、今年は新型コロナウイルスの影響で、不要不急の外出を自粛し、感染拡大防止につとめている方がたくさんいらっしゃると思います。心からポカポカ気持ちいい「春」がくるまで、もう少し一緒に耐えていきましょう。
季節は少し遡りますが、まだまだ寒さが厳しかった今年2月16日、海辺の子育て教育の一環として行われているファーストビーチプロジェクト第2弾「海辺の教育体験」が開催されました。なんと、午前中はキッズコーディネーショントレーニング、午後からジャマイカ式かけっこ教室という豪華二本立て!体を動かす楽しさをめいっぱい実感できるプログラムでした。
まずは、キッズコーディネーション。元ライフセービング日本代表の南部裕紀子さん、全米ヨガアライアンスRYT200のインストラクター資格を持つ藤根理奈さんを中心に、大人も子どもも、みんなで一緒にトライできるトレーニングを体験しました。
2歳から12歳は運動神経が最も発達しやすいといわれているゴールデンエイジ。ベースは走る、蹴る、飛ぶという基本的な運動なのですが、リズムに合わせて動いたり、ゲームのように考えながら動いたり、楽しさを追求したプログラムで、もう子どもたちも大喜び。キャッキャッと笑い声が響きまくっていました。運動が苦手な子が身体をうまく使えるように、運動が好きになるように。そんな講師の方の想いも伝わっているのでしょうね。
そして午後。ジャマイカ式かけっこ教室の講師は、和田賢一さん。ジャマイカにスプリント留学し、ウサイン・ボルト選手とトレーニングを積んだ経験があり、ビーチフラッグスの全日本選手権優勝、世界選手権でも準優勝に輝いた方です。
片足をあげてキープ!ふらふらしちゃうけど、みんな頑張りました。しっかり太ももをあげて走ることやバランスを安定させることが、とっても大切なことなのだとか。おうちでも簡単にできるトレーニングも織り交ぜて教えてくれるところが、うれしいですね。
みんな一生懸命、とっても真剣に取り組んでいました。和田講師にもいっぱい褒めてもらって、自信もついてきたんじゃないでしょうか。
脚をあげて走るプログラムを繰り返した結果、みんな見違えるくらいかっこよく走れるようになっていました。こんな短時間で成果がでるとは!びっくりです。
中高生クラスにもなると、指導も本格的!ラッキーなことに、マンツーマンの指導となり、ものすごく充実した時間となったようです。
第1弾の「はじめての海体験」も良かったですが、第2弾も素敵なイベントとなったと思います。これは、ぜひ継続してほしい!主催である若狭高浜観光協会の須藤さんに聞くと、
「みんな楽しそうでうれしい。これからもずっと続けてやっていきたいです。」
とお返事をいただきました。ただ継続させるだけでなく、今年の反省点もふまえて、もっとグレードアップしていきたいのだとか。
「第1弾、第2弾ともに、悔やまれるのは『海』で開催できなかったこと。悪天候とか気温の低さとか、そんな理由で室内になってしまったので、開催するシーズンも調整していかないといけませんね。砂の感触とか潮の香りとか、もっと海の良さを感じてほしいんです。毎日遊ぶ広場みたいに身近な存在として、海を好きになってほしいって思うので。」
「ファーストビーチプロジェクトは、海の素晴らしさを未来に生きる子供たちに知ってほしい、感じてほしいっていうことがテーマ。みんなの笑顔が海や浜辺で見られるように、これからも頑張っていきます!」
須藤さん、力強いお言葉です!絶対に好評なイベントだと思うので、よろしくお願いします。
この当日の様子は動画でもご覧いただけます。楽しさがダイレクトに伝わってきますよ。ぜひチェックしてみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=_Sf3hGraDIQ
本当は、第3弾「海辺の環境体験」として、ビーチクリーン&プラゴミアート体験が開催される予定でした。ですが、世界中で流行しはじめた新型コロナウイルスの拡大防止のため、中止と決断されました。増え続ける海洋プラスチックゴミは、いま重要な問題として注目されています。ちょっと難しい問題だとは思いますが、以前から行っているゴミ拾いの活動とともに、これからピン!トでも紹介していきますね。
写真提供:若狭高浜観光協会