WAAcation WEEKスタート。
9月14日からはじまったWAAcation WEEK。
今注目されるワーケーションは、ワーク(仕事)×バケーション(休暇)の造語で、会社や都会を離れ地域で仕事を行うスタイルのこと。全国500以上の地域で取り組まれています。高浜町では、このワーケーションを、「WAA(Work from Anywhere and Anytime)いつでもどこでも仕事ができる働き方」と、地域での社会貢献活動も含むVacation(バケーション)を掛け合わせた『WAAcation(高浜版ワーケーション)』として取り組んでいきます。
9月からワーケーションの受け入れを再開する予定でしたが、県内での新型コロナ感染症拡大を受け、10月まで延期。9月はオンラインのみのセッションを行いました。
WAAcationは、訪れる側にだけ利点があるのではなく、受け入れる町にも「通年型の新たな観光スタイルの創出」「地域オフィス誘致」、そして「地域以外の多様な人との出会いや共創のチャンス」を得るという利点があります。今回のセッションは、オンラインという、どこからでも多様な人が参加できる利点を最大化し、高浜町の魅力をとことん紹介するとともに、高浜人と働き方に関心が高い人とのつながりを創り、次のアクションを双方向で目指すきっかけになればと企画しました。
9月14日 18:30 ~ 21:00
オンラインセッション第1回 テーマは「“ SDGs ” 学ぶ・考える・活かす」
【 ゲストのご紹介 】
石川 淳哉さん(Junya Ishikawa)
ソーシャル・グッド・プロデューサー|1962年⼤分県⽣まれ。世界のさまざまな社会課題を解決するために、クリエイティブの可能性を追求する⼈⽣と決断。 主な仕事に、ベストセラー書籍『世界がもし100⼈の村だったら』、世界初「2002 FIFA WORLDCUP PUBLICVIEWING IN TOKYO」、100万枚突破アルバム「⽇本の恋と、ユーミンと。」、311情報⽀援 サイト「助けあいジャパン」、雑誌FRaUでのまるごと一冊SDGsなどプロデュース。
島田 由香さん(Yuka Shimada)
ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス株式会社 取締役 人事総務本部長。1996年慶応義塾大学卒業後、株式会社パソナ入社。2002年米国ニューヨーク州コロンビア大学大学院にて組織心理学修士取得、日本GEにて人事マネジャーを経験。2008年ユニリーバ入社後、R&D、マーケティング、営業部門のHRパートナー、リーダーシップ開発マネジャー、HRダイレクターを経て2013年4月取締役人事本部長就任。その後2014年4月取締役人事総務本部長就任、現在に至る。学生時代からモチベーションに関心を持ち、キャリアは一貫して人・組織にかかわる。日本の人事部「HRアワード2016」個人の部・最優秀賞、「国際女性デー|HAPPY WOMAN AWARD 2019 for SDGs」受賞。米国NLP協会マスタープラクティショナー、マインドフルネスNLP®トレーナー。
月田 ショーンさん(Sean Tsukida)
イギリス生まれ、ロンドン育ちのイギリス人(父)と日本人(母)のハーフ。
日本人である母のルーツを知りに来日し、日本文化に惚れ、京都市、そして高浜町へ移住。
現在、高浜町の地域おこし協力隊として活動し、青葉山の薬草、京都と高浜、イギリスと日本の橋渡しになろうと奮闘中!趣味は、尺八、絵、など。
小口 彩子さん(Ayako Oguchi)
高浜町出身。SDGsカードゲームファシリテーター。
高浜町初代町長:湯浅銀次郎氏の孫 ゆえに高浜町「愛」が人一倍強い。東京にて大学卒業後、都銀の日本橋支店にて融資業務に携わる。地下鉄サリン事件が通勤していた駅で起きたり、同年に起きた阪神淡路大震災を機に人生観が変わる。結婚を機に高浜町に戻り、2001年よりオグチ社会保険労務士事務所代表を務める傍ら2009年グロービス経営大学院大学にてMBA取得。さらに、大学院時代のメンバーと共に東京・品川と高浜町を拠点にした会社を設立し、東京・高浜町でテレワーク拠点3か所(高浜町内2か所)で会社を経営し約10年になる。「東京で地域を発信する」をテーマに活動中。
中嶋 正光さん(Masamitsu Nakajima)
高浜町出身。
現在、高浜町商工会青年部長を務める。商工会としてもSDGsについて取り組みを進めたいと考えている中、今回の企画を知り参加。本職は、家が造園業を営んでおり、自然再生士の資格を持つ。コミュニティ活動として、個人の庭を一般開放して見てもらう「オープンガーデン」などに参画している。
【 本 編 】
まずはじめは自己紹介から。これが単なる自己紹介で終わらない。皆さんの高浜愛がにじみ出ていました。
小口:
「いま、クラウドファンディングで応援をいただいて、ワーケーションの拠点になるコワーキングスペースをつくろうとしています。私が高浜町にUターンしてきて、もう20年くらいになりますが、私が子どものころは、町中海水浴のお客さんであふれかえるくらい賑わっていたんですね。実家でも民宿をしていて、夏は自分たちの寝る部屋までお客さんに貸しても、まだまだ部屋が足りないくらいだったんです。いまは、海水浴のお客さんも減ってしまったけれど、それでも自然が豊かな素敵な町であることに変わりはない。だから、もっと都会と地域の交流を進めていきたいと思いました。以前に民宿をやっていた空き家を改修する予定なんですけど、間取りがすごく開放的なんです。ふるさと納税型のクラウドファンディングなので、返礼品もいろいろあります。ほかにも、高浜町のケーキ屋さんのスイーツとか、地元のいい商品を東京のデパートなんかで販売できるようにサポートさせていただいたりもしています。」
ショーン:
「私はイギリスのロンドン、大都会の生まれ育ちなんですが、半分日本人だということもあって、27歳のときに自分のルーツを探したいと日本に来ました。まずは京都で観光ガイドの仕事をしていたんですが、自分らしいライフスタイルについて考えるようになり、地域おこし協力隊として高浜に移住しました。もともと大自然が好きで田舎に憧れていたので、高浜を知ったときに、ここに住みたい!と思ったんです。こんなに大自然があって、きれいな町が京都から2時間ぐらいの距離であることにびっくり。
いま私は六路谷という集落に住んでいるのですが、都会のペースの早い暮らしから離れて、毎日自然と触れ合えるスローライフというイメージです。毎朝景色を楽しみながらコーヒーを飲んだり、きれいな星空を見たり、すごく贅沢な暮らしです。協力隊から卒業した後も、この地に定住して、ゲストハウス(農家民泊)なんかできたらいいなと思っています。特に外国人が高浜に来て、本格的な田舎暮らしが体験できる場所にしたい。高浜の魅力を発信して、京都や海外との懸け橋になりたいです。これから私にピッタリのライフスタイルをデザインしていきたいですね。」
中嶋:
「高浜町商工会青年部で部長を務めています。商工会青年部とは45歳以下で構成されている商売人たちの集まりです。地域の活性化とかボランティア、清掃とかにも力を入れて、町と一緒に成長していきたいと考えています。また福井県のほうでも理事をさせてもらっていて、関西圏との交流とかも積極的にやっています。僕は造園業を商売としてやっているのですが、常々、自分の商売とつなげながら町を元気にできないかなと考えていまして、小口さんや町の女性の皆さんと一緒にオープンガーデンAobaという団体を立ち上げました。いろんな家の方にご参加いただいています。
僕は馬居寺(まごじ)という地域に住んでいるんですけど、すごく小さな地域なんですね。とても自然のきれいな地域で、守っていきたいし、発信もしていきたいと考えています。子どものころの遊び場といえば海でした。ほかにも川で蛍をとったり、山で木の実をとったり、自然のなかで遊んでいました。いまとは違いますよね。これ以上、自然で遊べないようになっていかないように食い止めたいなんて考えています。なので自然再生士という、ちょっと変わった資格も取得しました。この先、どんな環境・状況になっても対応できるようになりたい。そう考えています。」
島田:
「三人の方のお話を興味深く聞いていました。知らなかったこともいっぱいあった。自然再生士とか、もういま調べちゃいました。ショーンさんも違う文化で育ちながら、日本人以上に自然とか田舎とかの大切さを感じて、小口さんもリモートワークしながらこれからの働き方を率先してやっていたり、もう皆さんすごいな~って、あらためて高浜って魅力的って思いました。私がはじめて高浜に行ったときね、素晴らしい景色が目の前に広がっていて、もう足がすくんじゃったんですよ。すごく神秘的な感覚になった。神社にも立ち寄ったけど、もう涙がでちゃうくらいだった。日本人としての原点を感じさせられたし、青葉山にも薬草がいっぱいあって、もうここはパーフェクトなんじゃないかと。高浜にはいろんなアイデアとポテンシャルがいっぱいある。たった一泊二日の旅で、そんなことを感じました。私はこの高浜がワーケーションの聖地のひとつになると思っています。もう期待しかないです。」
石川:
「高浜って日本海じゃないですか。すごい荒波を想像してたんだけど、なにこれ、やばいよ。この海の美しさ。ほんとに、たくさんの人に一回見てほしいし、入ってほしい。ここに海水浴ですごい人が集まっていたっていうのがわかりますよ。それに、この1万人しかいない町で、たった3人がしゃべって、この内容の濃さです。これはね、ほんとすごいと思うよ。高浜のポテンシャルって。」
▼2035年、原発の廃炉で暮らしは変わる
広告のお仕事だけじゃなく、震災のときに情報や人を動かす社団法人「助けあいジャパン」として活動をしているという石川さん。3.11以降の福島に2年も滞在し、多く思うところがあったといいます。
石川:
「東京が生き続けるために、福島に負担をかけている。この事実が、ちょっと情けなく思った。生活を守るために頑張ってくれていたところだけにリスクを背負わせて、ただ静観していることが。高浜も原発があるじゃないですか。これ2035年から廃炉が決まっている。この一万人の町の人たちは、ほぼみんな原発に関係しているはず。民間で事業している人も依存率が非常に高い。生きていけなくなりますよね。この問題を抱えている一万人の町って、あまり日本にないですよね。いま持続可能国家にならないといけないときに、地域ってのはめちゃくちゃ大切なんですよ。」
▼オンラインセッション = ヘモグロビン決起集会
石川:
「世界が変わるためにはアジアが変わるしかない。アジアが変わるためには日本が変わるしかない。日本が変わるためには地方が変わるしかない。というなかで、最大の課題を抱えているような高浜が変わるということは、世界の勇気にすごくつながるなって思う。僕たち生きている人間って、体中の毛細血管まできれいな血がまわらなくなったら、その細胞は壊死しちゃうじゃないですか。日本を身体だとすると、地方が壊死したら、都市部も生きていけないわけですよ。だから、やっぱり新しい酸素と栄養を地方に供給していかなければいけない。ヘモグロビンの役目ですよ。ここでいうヘモグロビンは交流人口・関係人口なんですよ。離れていても高浜を気にしていたり、この地域の商品を買ったり、高浜とお友達な人がヘモグロビンの役目だと思っていて、今日はヘモグロビン決起集会なんじゃないかな。僕は100%高浜を応援したいなと思っています。」
小口:
「前に石川さんとお話していたときに、この問題から目をそらしたらいけないって言われて、本当にそうだなって思いました。自分がクラウドファンディングをはじめた目的意識っていうのが明確になったというか。この高浜っていうコミュニティで自分がどんなパーパス(目的・使命)を持って生きていくのかっていうのを考えました。クラウドファンディングでたくさんの人に応援してもらって、単に自分の空き家を改修してコワーキングスペースをつくるってことじゃなくて、石川さんや島田さん、今日参加してらっしゃる皆さんが高浜に来て、一緒に未来を考えてもらえるような、それが地域の未来につながっていけるような、そんな交流の場にできたらと思ったんですね。単なる物理的なスペースじゃなくて、コミュニティスペースにできたらいいなって。」
島田:
「原発との共存がこの先なくなる、だからみんなで何かをする。これってすごいプロジェクトになりますよね。」
石川:
「将来、この海はインバウンドで相当有名になるはずです。高浜町って青葉山もすごくて、すごい種類の薬草が集まっている。薬を使わず、身体と心が健康になる生活ができるって意味でも高浜はすごいですよ。」
▼ワーケーションとSDGs
さて、今回のテーマである「SDGs」という言葉は最近よく耳にされると思いますが、簡単にいうと「未来まで持続可能な方法で、よりよい世界を目指す」という国連サミットで採択された国際目標です。ワーケーションとは直接つながりがないことのように感じますが、どうなのでしょうか。島田さんと石川さんにお話していただきました。
島田:
「いま起きているネガティブな現象(コロナ)の結果で働き方がガラッと変わってきている。コロナ前、ライフとワークは別物であり、満員電車による通勤も不満はありながらしょうがないとあきらめていた。そこに働き甲斐ってあるのかな。そんな疑問は昔から持っていました。そして自然。自然のもつパワーはすごい。そこから切り離された生活をしているのが都会の現状。それがワーケーションによって解消される。自然に触れて、感動する。なら守ろう、残していこうって思うよね。ワーケーションとSDGsは確かにつながっている。だけど、無理にからめようとしなくてもいいんじゃないかな。SDGsって、本当はすごく当たり前のこと。みんながちょっとずつ意識していったら、良くなっていくものだと思います。」
石川:
「SDGsの働き甲斐、経済成長の項目にバッチリ当てはまります。でも、重要なのは合致するかどうかじゃない。結局、すべてつながっている。SDGsは良くできた方程式ですよ。いわばゲームみたいなもの。その方程式をどのように活用するか、どんな風にクリエイティブにゲームを楽しむか。日々の生活を変えられるかというところに向き合っていけば、どんどん面白いコトになっていく。」
無理に結びつけることはない。けれど、芯のところでしっかりつながっている。ワーケーションとSDGsは、間違いなく同じフィールドに在るのだといえますね。
▼防災とワーケーション
石川:
「実はFRaUで防災特集号をつくりたくて、そのミーティングのときに聞いた話なんですけど、防災にはワーケーションがすごく重要なんだって。なぜかというと、首都直下が起きたら、700万人が避難するのね。東京の避難所って200万人くらいしか収容できない。自衛隊とか警察の数も圧倒的に足りない。この都市の問題について、もう政府も本格的に考えているんですよ。そういう意味でもワーケーションを徹底して、地域が受け入れ上手になっている必要があると。これは、本当に目からうろこ。面白いなと。」
島田:
「私も聞いたことあるんですけど、都市部に人が集中しちゃっているのを分散していく必要があるって国はもう考えていて、なぜなら確実に2回は大地震が来るって言われているのね。そのときに陸路のものは、絶対に壊れちゃう。だから空路しかないって考えられているけど、人口が多すぎると対応できない。ワーケーションで分散していれば、確かに災害のときに被害は少なくて済みますよね。
▼縁(えん)はつくれる、生まれる
島田:
「縁ってつくれるんですよね。最初はなくても、つくっていけるんだと感じている。関わりを持った地方から、トマトとか梨を贈ってくれたりすることがあるんだけれど、本当にうれしい。これこそが贈り物っていうものなんだって。こんなつながりが日本全国にあれば、なにかあったときに助け合える。災害があったときも助けたいって思う。ワーケーションが、こういう関係性をつくるきっかけにもなるから。」
中嶋:
「僕も東日本大震災のときに、商工会青年部のみんなとボランティアで被災地に物資を運んだ経験があります。そのときに、被災地の方々がすごく明るくて印象的でした。前を向いているというか。自分たちが大変なときなのに、僕たちに飴や佃煮なんかをくれたり。逆に申し訳ない気持ちになるほど、温かくて。高浜でも災害がくる可能性がありますから、そのときに町民がひとりでも多く、温かく前向きな気持ちになれればいいな。こうやって、つながりってできていくんですよね。」
ショーン:
「石川さんや島田さん、Well-Beingを高める町って言ってくださっているのをピッタリと感じました。日本全国の方と高浜を守るためのプロジェクトに一緒に参加できれば、すごくうれしいです。」
▼SDGsと生きる
中嶋:
「今日のテーマはSDGsなんですけど、僕たち中小企業がうまく活かす方法を知りたいというか、どう活かしていったらいいのか分からないんですよね。良いことなのはわかるんですが、それを、どう自分たちで使っていったらいいのか。石川さん、なにかいいアドバイスいただけませんか?」
石川:
「無理にいまの事業で活かそうとすることはないです。たとえば中嶋さんの造園業。SDGsがはまるところはいっぱいあると思う。だけど、もう事業とつなげようとするのではなく、社会課題解決型の事業をする!という方向にシフトするほうがいい。自分のすることが社会課題に役立つのではなく、社会課題解決をビジネスにしちゃうほうがやりやすい。2035年に原発の廃炉が決まっている地域だから、高浜の人は絶対にそうしたほうがいいと思う。」
中嶋:
「たとえば靴のデザインの会社だとか、ホームページをつくる会社だとか、そういう業種の人たちによくSDGsってなんなの?とか聞かれるんです。でもそれに対して、上手に答えられない。インターネットで調べてみたら?とか答えてしまう。うちなら植物を植えたり、自然保護という観点から使いやすいものだと思うんですけど、スーパーの事業とかでは、やっぱり活かしにくいのかなとか思ったりするんです。」
石川:
「いやいや、全然そんなことありませんよ。たとえばスーパーマーケットなら、日本のフードロスを無くすとか、海洋プラスチックを減らすスーパーを作ったら、世界中が注目するスーパーになる。世界中からお金が集まってくる。こういうことが高浜からスタートできるかどうか、すごいチャレンジですけどね。今年発生した台風10号みたいな猛烈な台風って、絶対また起きるんです。なぜかというと海のゴミが原因で海洋温度が上昇しているから。本当は、もうすべての人が社会課題解決型の事業を起こさないといけない次元に来てるんですよね。SDGsにとらわれないで、自分と高浜の持続可能というキーワードに取り組んだらいいんだと思います。」
自分ができることがSDGsにつながるのではなく、持続可能な社会のために社会課題解決型のビジネスやアクションをしていく。順番をシフトするのはとても難しく、勇気がいることですが、その必要性の高さを感じることができました。
石川:
「黒い森っていうのがあって、二酸化酸素を酸素に変換しきれてないんですよね。いま、それをうまく循環させる装置ができたら、もう世界中から引く手あまたなわけです。という事業変換をしていく必要がありますね。」
小口:
「前に、たとえばスキーに行こうとすると、ガソリン車に乗って、人工雪を降らせる機械を動かして、環境のことを考えたら行けなくなるって話していたんです。そこで発想を転換して、環境が良くなるスキーをつくればいいじゃないかって意見があったんですよ。なるほど~って思ったんですけど、そういうことなんですね。」
石川:
「そうそう。太陽光発電の電力で電気自動車を動かして、パウダースノウを口いっぱいほおばる。それって誰に迷惑がかかる?誰にもデメリットがない。それをやりましょう。そういうことを高浜からやりましょう。みんな言い訳を持ってる。僕も持ってる。でも言い訳のない高浜町ができあがったら、世界中が認めるんじゃないかな。それを一緒にやっていきましょう!」
皆さんの意欲、熱さに驚くとともに、知識や視野が広がった価値あるセッションでした。まだまだ、紹介しきれないほどいろいろな意見のディスカッションがありましたが、これからも密に高浜とタッグを組んでくれるということで、今後に期待と好奇心が高まります。