高浜魅力再発見DAY。
作者が教える「はらぺこシジミ」お気に入りスポット【内浦・青郷編】
昨年、高浜町のオリジナル絵本「はらぺこシジミ」シリーズ3作目となる「はらぺこシジミ いのししタクシー」が完成し、現在町内書店やUMIKARAショップで販売中です。
1作目は高浜地区の春の風景を、2作目は和田地区の夏の風景を、そして3作目は内浦・青郷地区の秋の風景が描かれています。これで高浜町の4地区が出揃ったわけです。
それを記念して、今回「はらぺこシジミ」シリーズに登場したスポットを巡りながら、高浜の魅力を再発見していきたいと思います!
そこで登場したのは、この私。作者のつりもとまきこでございます。随分とはしゃいだ写真ですが、ここは「いのししタクシー」の舞台になった、内浦地区にある『五色山公園』の巨大遊具の頂上です。
眺めが最高。いつ来ても静か。でもここは『今、自然の中にいるぞ〜!』という感じがしてとても好きな公園です。(高浜の好きな場所ランキングTOP3に入りますね)
「いのししタクシー」の作中で、シジミたち子猫の兄弟が、おにぎりを持ってピクニックする場面があるのですが、それがこの五色山公園。
子どもの頃、春になると家族や親戚みんなでお弁当を持ってここでピクニックするのが、ほんとうに楽しみでした。内浦・青郷を舞台にした絵本を描く時は、シジミたちを絶対ここに連れてこようと思っていたので、この場面は特にお気に入りです。
奥に見えるのはお馴染みの青葉山です。「いのししタクシー」は内浦・青郷が舞台と言ってはいますが、青葉山の山中でのストーリー展開となっています。たくさんの植物や動物、食べ物が登場しますので、ぜひ注目してご覧ください。
では、ちょっと失礼して…
これこれ、このターザンロープが面白いんだよね〜。
……こんなのあったっけ?『眩驚-Ⅶ』…印象的な作品ですね。高浜の新しいフォトスポットにどうでしょうか?(絵本には出てきません)五色山公園には美術館もあり、所々でアートを感じることができます。それに、桜がめちゃくちゃ綺麗なんですよ。ぜひ暖かくなったら、シジミたちのように大きなおにぎりを持って、お花見に来てください。
内浦は、ちょっとだけ空気が美味しい気がする。
そして、次にやってきたのは青郷地区『関谷川』。
ここはクライマックスに登場する場所です。夕日と、川の流れる音、青郷小学校から聞こえる放送がなんともノスタルジ〜。
私は生粋の高浜っ子ですが、青郷については知らないことばかり。この絵本を描くにあたって、初めて町中をウロウロしました。青郷は青葉山の麓にあるからでしょうか。人々の暮らしと緑が一体になっている感じがします。虫や鳥、動物や植物が身近に感じられるのが内浦・青郷地区の地域性なのかな…そう思い、今回の絵本ではたくさんの植物や生き物を登場させました。
そして、もう一つこだわったことが、この青葉山の描写。1作目2作目と、和田・高浜から見る美しい富士型の青葉山を描きましたが、今回の「いのししタクシー」では内浦・青郷から見た、ポコポコポコとした青葉山を描きました。
若狭富士という名がふさわしい「凛々しい」姿と、東西にのっぺり伸びた「親しみやすい」姿。こんな二面性を持っているのも、青葉山の魅力だということを、3作を通して伝えたかったのです。
今回は「はらぺこシジミ 」作者お気に入りスポット内浦・青郷編をお届けしました。この他にも、絵本にはたくさんの高浜の風景や食べ物が登場しますので、ぜひ読んでみてください。また、その場所に行ってみたいと思った方がいらっしゃれば、↓のGoogleマップをもとに「はらぺこシジミ」ツアーをやってみてくださいね。
次回は和田地区・高浜地区編をお届けしますので、お楽しみに! 続きはこちら