2023.7.25
全クラス、集まれ!一緒に遊んで、すくすく成長。〜和田保育所〜
高浜町には公立保育所が3か所、高浜町立認定こども園と私立認定こども園がそれぞれ1か所ずつあります。
そのなかで、今回は公立保育所「和田保育所」のご紹介。国際環境認証ブルーフラッグを取得している美しい若狭和田ビーチの近くにある保育所で、子どもたちは、地引網体験や浜遊びなど、地域の自然と親しみながら元気いっぱいに遊んでいます。
みんなで遊ぼう!異年齢で交流
異年齢同士の交流、いわゆる『縦割り保育』は、年上の子どもが小さな子のお手本になろうとしたり、年下の子がお兄ちゃん・お姉ちゃんを見習おうとしたり、社会性や協調性が身に付いたり、たくさんの良い効果があるといわれています。和田保育所では、そんな縦割り保育を行っている様子を見せていただきました。年少児から年長児まで、みんな所庭に集まれ~。
この日は、昨日から雨が降って、所庭には水たまりができていました。その水たまりを使って、どろんこ遊びがはじまっています。裸足になっている子もいっぱい。どろの感触って気持ちいいですよね。
小さなアマガエルをつかまえたみたいです。子どもたちと同じように水たまりで遊んでいたのかな。
ふたりでしっかり支えながら、お友だちを運びます。これは土や砂などを運ぶものだと思うのですが…子どもたちにかかれば、楽しい乗り物に大変身。
どろんこ遊びだけじゃなく、遊具で遊んだり、モノづくりで遊んだり、子どもたちは興味のある遊びをめいっぱい楽しんでいます。
なにをしているの?そう聞くと、石鹸と絵の具でクリームをつくっているとのこと。おろし器や泡だて器など、実際のキッチングッズを使って、本格的なクリームづくり。いっぱい泡立てるとなめらかになる、2色以上を混ぜると違う色になる、水の量によってクリームの固さが変わるなど、たくさんの学びがある遊びです。
『こんな色になったよ』『すごくまぜてたら重くなった』など、自分が作ったクリームをお友だち同士で見せ合あったり、先生のところに自慢しに行ったり。みんなとっても真剣にクリームをつくっていました。
ブランコやネットなど、遊具で遊ぶ子たちも楽しそう。遊具はきちんと順番を守って使います。
ほかにも、大きなスコップを使って砂場遊び、三輪のキックボード遊びなど、それぞれに興味のある遊びで楽しんでいました。
未満児たちはお遊戯室に大集合
お遊戯室では、年少児よりもっと小さな3歳未満クラスの子どもたちが遊んでいました。お部屋の中には跳び箱や小さなネット遊具、トランポリンなどもあり、子どもたちはそれぞれに好きな遊びを楽しみます。
これはなにかな?子どもたちがてんとう虫を見つけました。不思議そうな顔をして、てんとう虫を見つめています。
かわいいてんとう虫、絵本で見たものと一緒だね。子どもたちは、てんとう虫が載っている絵本を広げて、本物のてんとう虫と見比べています。こうやって、ひとつひとつ、身近な生き物について学んでいくのですね。
年長児のお姉ちゃんがお遊戯室に遊びにきました。マットを使って一緒に遊びます。
未満児の子どもたちはとても嬉しそう。年長児のお姉ちゃんたちが、小さな子どもたちを楽しませるために頑張っている姿も、とてもほほえましかったです。
うれしい、くやしい。年長&年中合同の白熱リレー
先生から『最後にリレーをしましょうか』と提案が。子どもたちはやる気満タン、年長児と年中児の合同リレーがはじまりました。青チームと白チームにわかれて、さあ、スタート。
みんな、がんばれ。
がんばれ。
がんばれ。
バトンを落としてしまったり、バトンを渡すお友だちを間違えたり、失敗しながらも一生懸命、チームでバトンをつなげていきます。
各チームのアンカーがゴール!ドキドキ、わくわく、勝ったのはどちらのチーム?子どもたちにとって、緊張の時間です。
勝利したチームはどちらか、先生から勝敗が告げられると、勝ったチームの子どもたちは思いっきり喜んで、負けてしまったチームの子どもたちは心から悔しがっています。勝っても、負けても、子どもたちが力いっぱい頑張ったことには変わりありません。みんな、ナイスファイトです。
リレーが終わると、午前中の所庭遊びは終了。次は給食の時間です。
おいしいね。給食も笑顔で、楽しく
おうちから持ってきたコップとナフキンを机に用意して、給食を並べたら、給食がはじまります。
お当番さんの『いただきます』に続いて、みんなもごあいさつ。元気いっぱい、いっただきま~す。
嫌いな食べ物が給食で食べられるようになったということをよく聞きますが、みんな一緒の楽しい給食タイムなら、嫌いな食べ物にチャレンジする勇気も沸いてきそうですよね。
お腹いっぱいになって、エネルギーチャージ満タン。午後からもいっぱい遊んでね。
和田保育所では、異年齢クラスが一緒に所庭遊びをしているところを見せていただきました。縦割り保育は、思いやりの心を育んだり、興味や関心の幅を広げたり、子どもの成長によい刺激となるといわれていますが、和田保育所の子どもたちを見ていると「なるほど」と実感できました。いつまでも、まるで兄弟や姉妹のように、全クラスが仲の良い保育所でいてくださいね。