2025.3.20
高浜中学校の生徒たちが移住者インタビュー記事を書きました。
その1 ~ 嵯峨根未来さん ~
高浜中学校では、総合的な学習の時間という授業があり、「高浜未来創造プラン」という探究学習が行われています。各学年それぞれにテーマが設定され、生徒たち自らが問いを見出し、情報を集め、学び、そして行動するという学習になっています。
その学習のなかで、町の人口減少の課題について向き合った1年生の生徒たちが、高浜町に魅力を感じて移住された方にインタビューし、記事を書きました。高浜町の良さを町外の人に伝えるため、生徒たちが一生懸命書いた移住者インタビュー記事です。ぜひご覧ください。
夢の実現に向けて活動する嵯峨根未来さん「高浜ニット」
いま高浜町で「高浜ニット」の実現を夢に活動する人がいます。
高浜ニットとは、高浜の気候や地形を生かしたニットです。現在、高浜に在住の嵯峨根未来(さがね みく)さんが、それを実現させようと活動されています。
嵯峨根未来さん
高浜町の隣にある京都府舞鶴市生まれ。
サーフィン後に見つけたその場所に、10年前に移住してきました。
2人の子どもを育てながら、ニットのリンキングの会社を立ち上げました。
自身の仕事に活かしたい。
高浜の自然ゆたかさに惹かれ移住
未来さんは舞鶴で筋トレのインストラクターやイラストのお仕事をされていましたが高浜に移住し、仕事すること7年。なぜ高浜で起業したのでしょうか。なにか高浜町で起業するメリットはあるのでしょうか。そのことについて詳しく聞かせていただきました。
どうして高浜に住もうと思ったのですか?
嵯峨根さん:
「もともと私は舞鶴市に住んでいて、よく高浜町へ海水浴などで来ていたため、小さな頃から知っていました。その後、旦那さんと出会い、一緒にサーフィンをするために、よく高浜に来るようになりました。旦那さんがサーフィンにのめり込んでいて、少しの空き時間でもやりたい、10分だけでもいいからサーフィンをしたい、というサーフィンへの情熱から海に近いこの場所に移住したいと考えていました。今はサーフィン帰りに駐車場に向かう際に見つけた、海に近い土地を購入し、素敵な土地で楽しく暮らしています」
海や山の自然ゆたかなところもいいですよね。
嵯峨根さん:
「そうですね。海に近いので高浜の綺麗な海をいつでも見ることができたり、波の音を聴いたりすることで落ち着くことができます。とてもいい環境です。我が家からは朝日に照らされた海や、雪の積もる砂浜、夕焼けに染まる海などここに住んでいなければ、見ることのできなかった景色が見えるんですよ。独り占めするにはもったいない、皆さんに見てほしいと思える自慢の景色です。また移住することで、海の景色の変化を通して季節の移り変わりをより感じることができるようになりました。高浜の海は春、夏、秋、冬それぞれに違う魅力があります」
ところで今は何のお仕事をされていますか?
嵯峨根さん:
「私には2人の子供がいるのですが、2人目の子どもを出産した後、高浜のニット縫製工場に働きに行くことになりました。私はその工場で教えてもらったリンキングの技術に惚れ込み「これで工房を作ろう!そしていつか高浜の環境にあったデザイン、【高浜ニット】なるものを作りたい。」という夢を持つようになり、ニット関連の会社を起業し働いています」
「高浜ニット」とは具体的になんですか?
嵯峨根さん:
「高浜の気候の特徴から学生服の中に着たり、サーファーが使ったりしやすいようなニット。「高浜ニット」はそんなニットになればと思っています。特徴としては織りからデザインをすべて自分で設定、作業をして作っている点です」
高浜町で起業する時具体的に支援などはありましたか?
嵯峨根さん:
私の場合ですが、まず商工会や役場で話を聞き、高浜ニットを実現するための起業支援の申請をしました。いただいた支援金で、リンキングマシーンという機械が購入でき、若い人でも起業しやすいと感じました。実際、私のほかにも起業する若手の方がおられるそうです。起業支援以外にも、給食費が無料になる子育て支援などがたくさんあって、すごく助かりました!
高浜町にいらっしゃった、移住者嵯峨根さん。インタビューをさせていただくと、とても明るい表情で質問に答えてくださいました。嵯峨根さんの目標である高浜ニットが完成し、近い将来「高浜ニット」が高浜の象徴のようになるといいですね。
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高浜中学校1年(令和6年度)移住促進チーム
河野結
二十田圭佑
見越愛彩
濱部壮希
上尾真大翔
常盤陽介
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